4月23日の続き
夜7時は明るいけれど、今日は風が強い。
うーん、激しい文字がおりてくるのかなぁ、、、と思っていたら、ステージは屋外からメイン会場の大ホールに運び込まれていた。ここはまるでガラス張りの植物園。外の明かりが気持ち良い。沢山のお客様も集まってきた。 会場が変わると、気も変わる。
目を閉じ、音を聴く。訪れを、待つ。
静寂の中に、音連れが現れた。 一気に、舞うように、捧げ物の文字が生まれて行く。
完成した瞬間、フィリップスと目が合った。泣いていた。
私は裸足のままジャンレノの腕の中に走り込んだ。 号泣!!!
ビックリするほど二人して声をあげて泣いていた。
そうなんだ、私は悔しかったんだ、作品を汚されて悲しかったんだ、
なのに我慢して、気持ちをおさえこんでいたんだ!! すっきりした。 事情を知る人達はもらい泣きし、知らない人達は説明を聞いたあと大きな拍手をし、握手をしに集まってきた。
その時、ガガーン!!という雷鳴とともに、叩きつけるようなスコールが!
八百万の神々が一気に音連れたような、凄い嵐だ。 「TenYou,外に出よう!」
ジャンレノに手を取られ、私たちはスコールの中に躍り出た。
一瞬、着物がダメになる、と頭をよぎったがこの気持ちよさには変えられなかった。 感謝、感謝、全てに心から感謝。
Second live……Second life !!!