11/30/2010

2011フランスの大自然の中で展覧会

Xxart_intro00Xxart_intro

来年の4月22日ー27日、海外の展覧会にゲストとして招待されました!

場所はフランスの京都、といわれる古城の町、Tours(トゥール市)のお屋敷。

主催のマダムの御自宅で、馬も犬のように見える広大な庭園には、一部日本庭園も造られ、いつもアーティストや庭師たちが出入りしている、まさしくセレブリティーな環境でした。

ここで開催されるのが、2m以上の大きな作品のみの「XXart」(エックス・エックス・アート)展。

今年は30人のアーティスト仲間たちとお祭り感覚でスタートしたそうですが、話題が話題を呼び、パリからもメディア取材が来襲、オープニングだけでも1500人集まり、3日間の開催中は、閑静な森に大渋滞が起きるほどの盛況ぶりだったそうです。

自然と一体となった作品展、なんて素敵なんでしょう!箱根の森美術館のような感じだと思ってください。

2回目のテーマは「日本」。なので、ぜひ、大きなライブパフォーマンスをやってくださいな、と、連絡をいただきました。

気さくでチャーミングなマダム夫婦は小さなお花屋さんを営んでいました。偶然知り合い、今晩、遊びに来ない?とさそわれ、気楽に行ってみたら、なんとなんと!!

日本ではありえない出会いが、海外では多々ありますね。

さて、どんな展開になるんだろう、春が来るのが待ち遠しいです。

 

11/25/2010

海外助成金制度って

今年は3カ国での海外展が続き、上半期は体力勝負だったけれど、その時の出会いから、来春の展覧会のご招待をいただいた。

場所は、フランス。

すごーく広いエリアで展開する2m以上の作品だけというBIG展覧会「XXART」。
来年は、今年の倍のアーティストの作品がフランス中から集まるという。
メディアの手ごたえもいいらしい。

そこで、来年のオープニングに、ぜひ天遊さんのライブパフォーマンスを!という、すごいお話。
現地の子供たちにもワークショップを計画しているという。
お部屋はいっぱいあるので、お弟子さんもいっぱい連れてく手大丈夫ですよ、という、想像できない待遇に、もちろん、行かせていただきます!と答えた。

しかし、問題は、交通費。

BIGクライアントが付いているアーティストでもないし、弟子は自腹、といえる大先生でも、ない。いつもサポートしてくれる組員に、申し訳ないと思っている私としては、今回は何とかしなくては、と悩んだ。

そこで、初めて、助成金を申込んでみることにした。そして調べたら、4月のイベントは、今月中に出さないと間に合わない事を知った!!

フランスのマダムにも資料の請求の連絡を取ったり、同行できる組員の打診をとったりするのだけれど、まだ先の話なので、なかなか返事が戻ってこない。

さてさて。どうなることか。

祈っていてください。

 

11/22/2010

人間国宝・福田喜重さん

Kimono_01

人間国宝の人と、会えた。

場所は、帝国ホテル。

男のきものブームを作った、銀座もとじの、30周年パーティ。FM番組をとおして10年来のお付き合いがあるのでメディアご招待いただいたけれど、8割がたが高級な和服をまとった男女。出版社の皆様もしっかり和服姿。
ひときわオーラが放たれているのは、女優の皆様。あでやかで、本当に素敵。

まずい。アトリエから駆け付けたから、黒のニットしかも爪には墨が・・・。
端っこでワインでも飲んでいよう、と歩きだしたら、美人和服スタイリストのAさんに声をかけられる。美しい。しかし人気者の彼女は、出版関係のご婦人たちに取り囲まれてしまった。

しばし、ひとりワイン。

その時、目に留まったのが なんと! 刺繍では初めての重要無形文化財保持者(人間国宝)福田喜重氏、その人だった。こんなチャンス、二度とない!!と思ったら、小走りになっていた。おいしそうな料理も、お酒も、すべて飛ばして。

人間国宝の彼を、みな、遠巻きにしていたので、すかざず声をかけた。「福田先生!お初にお目にかかります、天遊です!」一面識もないのだが、しかたない。最近ネットで集めていた先生のコメントで、感動したこと、共鳴したことなど一気に話すと、先生ものって御機嫌で話だしてくださった。輪が広がり、遠巻きにしていた人たちも集まってきて、miniトークショーになっちゃった。

「帯は理性、きものは情緒」

着物はね、来た人が美しく見えなきゃいけない。主張しちゃいけないんですよ。
着物をまとう体のほうが、美しい。というようなことを取材の後にワイン飲みながら言っちゃったら、それだけが取り上げられちゃってねぇ、伸介さんの番組に出た時もいわれちゃったよ(笑)

でもね、着るひと心で繋がれるよう、ひと針、ひと針、刺すんですよ。
呼吸するようにね。

さすがです、そのお言葉。

伝統ということについても、本当にいいお話をしてくださった。
「伝統は守るものではなく、生かすもの」。

そう、それでいいんですよね、先生!
なんだか嬉しくて、ワインで乾杯させていただいた。

(とある記事から)
「福田は、文様と同時に余白を縫い取っているといってもよい。彼の創作の美学が「余白の美」にあるといわれる所以である。重要なのはそれらの協調であり、最終的に善し悪しを左右するのは配色である。その最善の取り合わせを具現化するために、過去35年間の研究で、40万色以上の糸の見本を蓄積しているという。」

人間国宝になる人は、やはり、すごい。深い。
日本には、こんなすごい財産があるんだ!!

出会いに感謝。

 

11/14/2010

寺子屋は、いい感じでスタートしました

今日からスタート、天遊組の、寺子屋「遊庵」!

篆刻体験をする人、古代文字を書く人、一本線引く人、お茶を飲みながら、アートのお話をする人。
「ものづくり人」が集まる、寺子屋。やりたいことをやる。やりたいだけ。
どんな会になるんだろう。

次回は28日(日)13時~18時。

○篆刻体験 4500円(2h)

○古代文字のお話と小品書体験 3500円(1.5h)

※材料費、道具レンタル込。

寺子屋の組員募集します。
入会金5000円、年会費12000円、参加費5000円/回

※特典
半紙~4尺サイズの大作まで制限なしで書けます。
篆刻無料で指導。
海外展参加、出品チャンスあり。
天遊組展参加(ほぼ年2回)
日暮里・天王寺道場にも参加出来ます。

ほかにも、楽しいこといろいろ生み出していきましょう。

○初回体験3000円(道場or寺子屋,どちらか1回)2回目から5000円
※枚数制限あります。

○見学 自由。

場所:JR駒込駅・北口2分 または、地下鉄南北線 駒込駅 A-5出口。

詳細は、お申し込みの時にお知らせします。

info★ten-you.net (★を@にかえてください)

2010.11.15現在の状況です。

 

 

11/12/2010

寺子屋「遊庵」、始まります 

「平日だと行かれないんですが、週末の教室はないんですか?」
その声にようやくお応えできることになりました。

毎月2回、日曜日に天遊組・寺子屋「遊庵」ひらきます。日暮里の天王寺道場と同じく、大きな文字も書きますが、アトリエの広さ(狭さ?)をいかして、小品、篆刻、古代文字のお話など、少人数で濃い時間を過ごそうと思います。

寺子屋「遊庵」(JR、南北線、駒込駅)
毎月、第2,4日曜日 午後13時半~ 各3時間ほど。

年会費、参加費は、道場と同じなので、どちらに参加してもOK。まずは、気楽に遊びに来てください。

京都から取り寄せている、おいしい玉露を舌の上で転がしながら、昭和の香りがいっぱいの駒込に佇む「遊庵」で、お話しましょう。

今月は、11月14日、11月28日 1時半~予定しています。
ここから新しい発見が生まれていくと思います。

お問い合わせ info★ten_you.net(★を@に変えてくださいね)