アメリカで活動するのに必要なアーティストビザの面接。
「書類に書いたとおりに答えないと、申請やり直しですから気をつけてください」
「24枚のPetition(申請書)を熟読してください」
JapanDayに参加するアーティストが失敗したらしく、連日のように確認メールが送られてくる。とにかく、質問項目が多いうえに、全て英語!
慣れない単語をグーグル翻訳で確認しまくる。頭ぱんぱん!
ネットで検索したら、「8割がおとされます!」などと、脅し文句をあげ、体験DVDをすすめるサイトまであった。
えええー、海外で活動するアーティストはみんなこの面接受けてるの?凄いなぁ~、尊敬しちゃうなぁ~、、、
というわけで、2時間しか眠れず、7時には家を出た。
サラリーマンで凄いラッシュ!! みんなこんな早くから出勤しているんだなぁ
いつもの着物姿じゃなくってよかった。
30分も早く着いたのに、大使館前は長蛇の列!
びっくり。
建物の外に並ぶこと、1時間。
身体チェックをして中に入ってから、1時間。
指紋を採る窓口に呼ばれるまでに、また1時間。
大病院の待合室のような会場で、番号がモニターに出るのを待っている。
ひたすら、待つ。
「待ち時間が長いので、本など持っていきましょう」
体験者のアドバイスがあったけれど、モニターの番号は休みなく変わっていくので気が抜けない。ピンポーンとなるたびに皆がモニターを見上げる。
中々面白い光景だ。
ようやく、面接受付窓口に呼ばれる。
ガラスの向こうに陽気なアメリカ人「How do you do? 元気ですか?」
人懐っこい笑顔でキーを打ちながら英語で話しかけてくる。
彼 「なぁ~にやっている人?ダンサー?」
私 「もう、冗談でしょ^^、カリグラファー sho-do パフォーマンスしにいくの。
ねえ、面接って厳しいの?」
ねえ、面接って厳しいの?」
彼 「No,No,そんなことないよ、で、sho-do どのくらいやっているの?」
私 「10年くらいかなぁ、興味あるの?教えてあげる ^^ 」
彼 「NYに呼ばれるなんて、きみって書道の有名人なの?」
私 「あはは!そーそー、すごく有名人」
そんな話を軽く受け流しながら、この後の面接のことを考えていた。
彼は無駄口をやめ、キーボードを打ちおわると、O〜K〜! GOOD LUCK!
窓越しに渡されたプリントには、こう書いてあった。
「あなたのビザ申請は、面接が終了し、許可されました。」
はい?
パスポートは、2,3日で届くようだ。
今夜はぐっすり眠ろう。
It seems not easy!…So, I like the conclusion: "今夜はぐっすり眠ろう"…OK !
笑った(^∀^)/