12/22/2011

舞うように書いた題字 ≪人間賛歌≫ – A Celebration of Humanity –

“The Art of Robert Heindel  A Celebration of Humanity” was published from Single Cut Publishing. Robert Heindel painted famous dancers in various jenre .
I wrote  the title of  A Celebration of Humanity for this book. Thanks be to many friends.

またしても、すてきな機会をいただいた。
画集のタイトル文字。
それも、大好きなロバート・ハインデル(1938-2005)の画集。

バレエのみならず、ミュージカル、能、歌舞伎などの舞台芸術を題材に、
人間を慈しみ、見つめ続けたハインデルの人間賛歌とも言うべき作品が
およそ100点も一堂に会す展覧会が開催されるのに合わせて発刊されるという。

そのタイトル ≪人間賛歌≫を頼まれた。

しかも、締め切りまで1週間しかないという。
でも、作品のひらめきは瞬間だったりする。

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Waitingfor-the-messiah

毎日、図録を見た。
絵の中からダンサーたちの激しい息遣い、ながれる汗、
強靭な筋肉、柔軟な肢体、
いろいろなメッセージが伝わってくる。

数点の中から、2点送ると、予想通りの答えが返ってきた。
企画者と波長が合った瞬間だ。

レイアウトされた表紙。
村上龍の帯コメントまである。

Dvc00005

モダンな西洋画に墨文字を使うなんて、すてきな発想だと思った。
企画者と写真家の会話で天遊の名が出たというのも、すごい。

まだまだいろんなことをやっていきたい。

「人間は生きている限り未完成です。ある意味でひとりの人間の完成とは死のことでしょう。」
(ロバート・ハインデル)

ロバート・ハインデル画集「人間賛歌」(5000円)
 出版 シングルカット・パブリッシング

展覧会 2011年12月16日〜2012年1月22日
長崎県美術館 http://www.nagasaki-museum.jp