07/27/2011

さぁ、夏休みだ!の小学生と -work shop for KIDs!!-

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すごいすごい、前回のクチコミで人気が出たのか、
2回目の古代文字アート(港区立エコプラザ主催)はあっという間に定員超え!
20名以上の小1〜6年生が集まった。
虎伯(コハク)君、玲諸(レオ)君、伶奈ちゃん、汐里ちゃん、と、みんなオシャレな名前ばかり。
漢字の意味にとっても興味をもっている。

天遊 「古代文字は、亀の甲らに刻まれていたのよ」
子供 「知ってる!占いにつかっていたんだよね、KUMONで教わった!」
天遊 「おお、そうか。。。 では、この文字は3千年前にできました。日本ではどんな時代かわかる?」
子供 「ハーイ!縄文じだーい!」

おそるべし知識。。。

いつものように、一本セント丸を書く。

もっともっと、元気に書いて、筆は寝かせない、
はい、楽しんでね、
次はまる!
動いている丸。おひさまの丸。はみ出してもいいから、まる!

はじけたように、みんなガンガン書いていく。
「紙くださーい!」
「墨くださーい!」
「新聞紙くださーい!」

20人以上の「小学生」一人づつの個性があらわれだしてきた。

「じゃ次は、水の文字を書きましょう。どんな文字を知っている?」

汗! 汐! 温度! お湯! 消す! 泣く! 薄い!

準備してきた文字が一個もないじゃない、、、
まずは映像を見てくださいーい、サンズイに母で「海」、お魚で「漁」。。。。
絵のような楽しい古代文字を見てもらう。
「ではこれを参考にして、書きたい文字を書いてみよう。」

結果、誰一人映像の文字を書かず、書きたい文字に挑戦。
スタッフは辞書片手に走り回ることに。。。

天遊さん、はじめに言ったものね、
基本は大切。でもそのあとは自由に。
人のマネをしない、自分だけの世界、それを表現することがアートなのよ、と。
見事にそれが伝わったようだ。

筆にしか出せない渇筆の妙、墨の飛び散り、滲み。。。
一人に教えると、連鎖のように広がっていく。
嵐のような2時間だった。

「ぼくらも昔はあんなに自由だったんですね。」
墨だらけの新聞紙を片付けながら、スタッフがいった。
ふと見ると、解体された筆が。

「筒の中がどうなっているのか、見てみたかったみたいですねぇ。」

あ、言ったな、私、、、

「筆にはね、いろんな動物の毛がつかわれています。筆の職人さんがいろいろ研究しているの。
中でも日本の筆は、世界一!毛の束ね方が違うから、引っ張っても毛が抜けないの。」

次回は、10月。 楽しみだ。
07/16/2011

能をちょっと体験してみた!-charenge of NOH acter-

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能は、死んだ幽霊が主役だということを、初めて知った。

だから、すすすーーーっと、すり足で動く。 
そして面は、右の顔が「悲」、左の顔が「喜」になっている。 
あまりにも知らないことが多くて、ほんとに情けなかった。 

 フランスの友人に誘われて参加した「能舞メディテーション」。 
呼吸法から、瞑想、ストレッチ、発生、謳い、舞いと、 
能の基本を体験させてもらった。 

 とにかく先生が、すごい。 
「金剛流シテ方能楽師」の宇高通成氏。 
重要無形文化財総合指定保特者という大変なお方なのだが、
能の普及のために、懇切丁寧に教えて下さる。 

 まずは、呼吸法から入る瞑想。 
スーッと吸った空気を喉に当て、次は胃の府にあて、とどんどん下がり、最後は足の親指に行って、背中側を通って、頭に帰る。全部で9つのポイントに呼吸を当てながら一周。 

指に呼吸を当てられるようになるには、時間が掛かりそうな。。。 
とにかく、非常に深くて、そして、面白い。 
神と、宇宙とつながっている。 
「扇子の上には神さんが座っていると思って、振らんように前に出してごらんなさい」 

 へぇ〜、ほ〜、の連続のあっという間の2時間。 
最後に面をつけて歩かせていただく。 
一気に視界が狭くなる。足元も見えず、バタバタしてしまった。
能舞台の三本柱は、位置を確認するためのものなんだと、初めて分かった。 

 手取り足取り、申し訳ないほど面倒を見ていただいてしまった。 
こんなすばらしいワークショップなのに、参加者はたった6人。 

感謝。またいきます。 

>> 宇高通成氏 Homepage 

07/12/2011

Reset for NEXT STAGE.

海外展後、充電タイムとばかりにご無沙汰していた人達と会い、
イベントや講演に明け暮れていたけれど、そろそろ次への準備に入いる時がきた。
まずは、見ないふりしていたアトリエの掃除、
と扉を開ければ、つめこまれた和紙の山々。。。

一枚づつ広げていくと苦しんだ時、悩んだ時、試作に明け暮れたあの時の時間が蘇ってくる。
2、3 ヶ月前が、すごく懐かしい。

真剣に生きた時間が部屋中に広がると、
あらま、どんな展覧会より素敵な空間!
そして多くのヒントが見え隠れしていた。

汗だくになっただけで、結局、捨てられないまま棚に収めた和紙たち。
でも次回のテーマを見つけた気がする。

NY、フランス、そして上海。
人との繋がりは果てしなくチャンスをくれる。
きっと使命があるのだろうと信じ、苦しくも幸せな次への一歩を踏み出そう。
全てに ありがとう。

07/08/2011

Sweet Basil at 7:00pm in Roppongi

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ちょっと蒸してる六本木、

向かいのFLOWER SHOPで最高にCOOLな花束を作ってもらって、
NY以来の友人のライブに向かう。

親族4人のコーラスグループ・サーカスの「Mr.SummerTime」をセントラルパークで聞いたとき、鳥肌が立つほど素敵だった。
その次男・央介さんとその妻、順子さんのユニット「J&O」ライブ。

受付では元気いっぱいのマネージャーたちに、そして楽屋ではリラックスした二人に迎えられた。

NYが、すごく昔に感じちゃう。
ほんとですね。
福島の5ヶ所でライブやってきたんですよ。
まだそのままなんですよね、ガレキが。
また行ってきます。出来ることをやりに。

ライブは大人の時間だった。
目をつぶると、映像が見えてくる。
沖縄の、フランスの、日本の、いろいろな国の景色が見えてくる。
そして、
何といっても素敵だったのが、二人の関係。
歌っている姿を、どちらかが きちんと見つめている。
見つめ合うのではなく、見守っている。そんな感じ。
きっと二人は一番のファンなんじゃないかと思うほどw
永遠の恋人? いいな。そんな感じ。

「何か一緒にやりたいですね、いつでもどこにでもいきますから、声かけてくださいね。」
別れ際、央介さんに言われた。
NYのご縁は深いな。

カタチにしよう。