09/29/2011

10・10 LIVE に向けて 

閉門後の境内で、はじめてライブの打ち合わせをした。

午後18時。当日と同じ時間の境内に立つ。
わぁー、真っ暗!!」 「奥がみえませーん!」
目が慣れるまではシルエットを捉えるのも難しい。
でも耳を澄ますと、電車の音、虫のこえ、風の音、そのほかいろいろな音を感じはじめる。

トモさん手作りの木枠や鉄枠が運び込まれ、ポジションを確認していく。
シートを広げ、和紙を置いてみる。
「ちいさーい!これじゃ小さすぎますよねぇ」
3倍の大きさにしたら、なんとか形になった。 境内は広いのだ。
しかしあと1週間、彼らはかけるのだろうか。。。? 任せよう。

今回は、素敵なもくろみが色々ある。まだ言えないのだけれど、その一つを試してみたとき、組員から歓声が上がった。
「すてき!」 「すごーい!」 「そういうことだったんですね!」
ふふふ、思惑通りの反応に、ひとり満足!
他にも、組員にも言わないことがある。
私自身どうなるか予測のつかない、初めてチャレンジすることがあるのだ。
それを思うと、もう、眠れない。。。

みなさまは、一度しかやらないこのライブを、どうぞおたのしみにお越しください。
そうそう、当日ライブ中は、フラッシュ撮影は禁止させていただきます。
ご協力を。。。

概念を打ち破る。思い込みを崩す。 般若心経のテーマを、書の世界で表現したいとおもっている。
ライブ最後の作品が完成するその一瞬まで、答えを求め続ける。
答えなどないことを知っているからこそ、求め続けるのだろう。
満月の夜、ともに過ごしましょう!。

Dm
Tenyou_gumi_dm

 

09/19/2011

日本の新たな出発を込めた古代文字。

Dm

今年のDMに書かれた古代文字、なんだと思いますか?

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[ 発 (發)] という漢字の古代文字です。

元々は発の冠(はつかんむり)だけが、出発の意味だったようですね。

左右の足を揃えて立つ姿。足の前にあるのは、国や区域を指す四角。

ここからスタートするのです。

「發」(旧字体)に弓が入っているのは、戦のときまず弓をうち、

それが開戦の合図だったとか。。。

今の「発」からは意味が全くわかりませんね。

 

このDMは、国を「日本」にイメージしました。

日本の新たな出発を!

10/8(土)〜11(火)の展覧会の大きなテーマになっています。

いま全力を挙げて組員と準備中。

楽しみにしていてくださいね。

Tenyou_gumi_dm

09/16/2011

「気」があふれる道場でした。

天遊組ルールでは、本番は全員の前で一人ずつ仕上げる。
ひとりの作家のために、みんなが
気を配り、気を遣い、気を送るのだ。

下紙をあて、書きやすいように和紙を敷く人、
文鎮に墨がついていないかチェックする人、
書き上がった作品の墨だまりを吸いとる人、
あれこれチェックする人、などなど。

そして、
作家が集中するのを、じっと待つ。 

集中は高揚でも、興奮でも、真っ白になることでもない。
ふっと力が抜けて、自然体の開放感が体中に広がる。
もう一人の自分が、上から冷静に見つめている、そんな状態かな。
 

Light
この環境だからこそ生まれる作品がある。
今回も、素晴らしいのができた。

みんなの「気」に包まれてかける組員は幸せだ。
天遊はいつも一人でかいている。
「気」を集める環境づくりが難しい。
でも、時に、何かがそこに存在してくれている気になることがある。

日々、修行。 日々、発見。
生きている間は、人間を楽しもう。
09/13/2011

NHK「おひさま」の安曇野に展覧会の打ち合わせに行ってきました。

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一面のソバの花、揺れるコスモス、広い空と山並み。。。

広大なアルプスあづみの公園やギャラリーに案内された。
安曇野のイベントにゲスト招待されることになった。

この町にはじめてきた時は、
先輩グラフィックデザイナーに展示の仕方を1から教わりながら
1ヶ月のコラボ展をやらせていただいた。
搬入も搬出も色んな人が手伝いに来てくれた。
全てが初めてで、新しい扉が啓く感じがした。

あれから2年。

震災をテーマにした展覧会をやる。
フランス展の時の10mライブ作品と、
フランスのアーティストや子供たちが書いてくれたメッセージ作品。
どちらも日本初公開だ。

そして安曇野の子供たちとのWSではフランスの子供たちへのアンサーメッセージ作品を作って、来年渡仏したときに持っていって、子供たちの国際交流の橋渡しをしたい。

ライブの白井貴子さんと会うのも、どの位ぶりだろう。。。
ワクワクしてきた。

10月の安曇野、22,23日。楽しみだ。

◎HP 「龍の背に乗って」 http://www.ten-you.net/
    YouTube TEN-YOU Channel  http://www.youtube.com/user/tenyou33

 

 

09/04/2011

求めていれば、道は啓けるみたいだな —Ask, and it shall be given you—

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久しぶりの友人と食事して「海外の大使館と繋がりたいのよねぇ。」とつぶやいたら、
数日後、大使館のイベントを手がけるおじさまを紹介された。
天遊や天遊組でやりたい夢を語っていたら、突然おじさまがおっしゃった。

「あした、時間ありますか?」
即効で答えた。
「作ります。」 

27時間後、私たちは帝国ホテルのロビーで再会した。
履きなれない10cmヒールにドレス。馬子にも衣装かな?
会場は○国の大使主催パーティー。
広い会場に500人以上の大使館関係者が集まるという。

「好きなだけ知り合いなさい。」 

放し飼い状態の私。。。

でも時々そばにきては、
「あそこに○○国の大使がいますよ、4人もSPに囲まれてるけどねw」
「○○大使は人垣の中ですね、飛び込む勇気があればどうぞ!」
などと、私にささやく。
もちろん、ありがたく戴く。

主催の大使ご夫妻はずっと椅子に座ったままで、
来賓者が長蛇の列をつくり順番に一緒に写真を撮っていく。
長ーーーーい列が会場にできる。
それを無視して、すごいVIPは挨拶に入る。
Newsで見たことのある人ばかりだった。

タレントも、モデルもいない。
いるのは、政治家、解説者、大使館関係者、その妻や家族。
500人もいて、顔見知りすらいないという初めての経験。。。  
SPもすごい。みるからにSPです、という体格をしている。
でも突然私が笑顔で大使に近づいても、あまり怪しまれない。
そして大使も笑顔で答えてくれる。

誰だったかな?と思いながら、笑顔で。
身元がわかった人しかいないパーティーだから。 
どの大使も書記官も、ちゃんと話を聞いてくれて、
名刺をくれ、秘書に連絡するようにいってくれた。
初めて国名を聞く国もあった。

1時間、会場を泳ぎ回ったあと、
仲良くなった大使たちと再び乾杯!
ひとりの女性は、アイドルになれる。
大使から大使へ、限りなく紹介していただいた。
特に、アフリカ〜中東方面に広がったような気が。。。

1cmの名刺の束が、これからどう変化していくのか、
流れのままに。

「私は紹介はしません。きっかけを生かしてください。
私もそうやってやってきたんですよ。がんばってくださいね。」 
処世術を初めて教わった気がする。
感謝しかない。

First joined the party attract foreign ambassadors.
I felt happy people of the country will lead to ever know!
The people of the world, to convey the charm of KANJI.(Ancient character art)
My work has just begun.

◎Web Site「龍の背に乗って」 http://www.ten-you.net/
Facebook 天遊てんゆう (Tenyou Artist)