09/16/2011

「気」があふれる道場でした。

天遊組ルールでは、本番は全員の前で一人ずつ仕上げる。
ひとりの作家のために、みんなが
気を配り、気を遣い、気を送るのだ。

下紙をあて、書きやすいように和紙を敷く人、
文鎮に墨がついていないかチェックする人、
書き上がった作品の墨だまりを吸いとる人、
あれこれチェックする人、などなど。

そして、
作家が集中するのを、じっと待つ。 

集中は高揚でも、興奮でも、真っ白になることでもない。
ふっと力が抜けて、自然体の開放感が体中に広がる。
もう一人の自分が、上から冷静に見つめている、そんな状態かな。
 

Light
この環境だからこそ生まれる作品がある。
今回も、素晴らしいのができた。

みんなの「気」に包まれてかける組員は幸せだ。
天遊はいつも一人でかいている。
「気」を集める環境づくりが難しい。
でも、時に、何かがそこに存在してくれている気になることがある。

日々、修行。 日々、発見。
生きている間は、人間を楽しもう。

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