01/19/2011

なぜ、縦書きになったのだろう?

東アジアの漢字圏では、何故 縦書きの文字が生まれたのだろう。

西欧は はなし言葉に「神」が介在している。
なので、会話は、神を証人とした契約だという。
God bless you. Oh! my God.
確かに、日常会話に「神」はよく出てくる。

変わって、東アジアの漢字圏は、言葉を横に話す。
つまり、人間同士のおしゃべりであり、そこに「天」は宿らないから、「そんなこと言ったっけ?」と軽く受け流すことができる、らしい。
なので文章も横に書くと、フレンドリーな話し言葉になる。

しかし縦に書くとき、なぜか人は姿勢を正し、改まった文章になる。
古代文字は、甲骨に、天と地の軸にそって、神の言葉を縦に刻んだ。
そこから縦書きスタイルの漢字がつくられた。

改まった誓約書など縦に書くのは、そういうことなのだろう。
最近、こんな発見が、ちょっと楽しい。

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