07/16/2011

能をちょっと体験してみた!-charenge of NOH acter-

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能は、死んだ幽霊が主役だということを、初めて知った。

だから、すすすーーーっと、すり足で動く。 
そして面は、右の顔が「悲」、左の顔が「喜」になっている。 
あまりにも知らないことが多くて、ほんとに情けなかった。 

 フランスの友人に誘われて参加した「能舞メディテーション」。 
呼吸法から、瞑想、ストレッチ、発生、謳い、舞いと、 
能の基本を体験させてもらった。 

 とにかく先生が、すごい。 
「金剛流シテ方能楽師」の宇高通成氏。 
重要無形文化財総合指定保特者という大変なお方なのだが、
能の普及のために、懇切丁寧に教えて下さる。 

 まずは、呼吸法から入る瞑想。 
スーッと吸った空気を喉に当て、次は胃の府にあて、とどんどん下がり、最後は足の親指に行って、背中側を通って、頭に帰る。全部で9つのポイントに呼吸を当てながら一周。 

指に呼吸を当てられるようになるには、時間が掛かりそうな。。。 
とにかく、非常に深くて、そして、面白い。 
神と、宇宙とつながっている。 
「扇子の上には神さんが座っていると思って、振らんように前に出してごらんなさい」 

 へぇ〜、ほ〜、の連続のあっという間の2時間。 
最後に面をつけて歩かせていただく。 
一気に視界が狭くなる。足元も見えず、バタバタしてしまった。
能舞台の三本柱は、位置を確認するためのものなんだと、初めて分かった。 

 手取り足取り、申し訳ないほど面倒を見ていただいてしまった。 
こんなすばらしいワークショップなのに、参加者はたった6人。 

感謝。またいきます。 

>> 宇高通成氏 Homepage 

07/12/2011

Reset for NEXT STAGE.

海外展後、充電タイムとばかりにご無沙汰していた人達と会い、
イベントや講演に明け暮れていたけれど、そろそろ次への準備に入いる時がきた。
まずは、見ないふりしていたアトリエの掃除、
と扉を開ければ、つめこまれた和紙の山々。。。

一枚づつ広げていくと苦しんだ時、悩んだ時、試作に明け暮れたあの時の時間が蘇ってくる。
2、3 ヶ月前が、すごく懐かしい。

真剣に生きた時間が部屋中に広がると、
あらま、どんな展覧会より素敵な空間!
そして多くのヒントが見え隠れしていた。

汗だくになっただけで、結局、捨てられないまま棚に収めた和紙たち。
でも次回のテーマを見つけた気がする。

NY、フランス、そして上海。
人との繋がりは果てしなくチャンスをくれる。
きっと使命があるのだろうと信じ、苦しくも幸せな次への一歩を踏み出そう。
全てに ありがとう。

07/08/2011

Sweet Basil at 7:00pm in Roppongi

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ちょっと蒸してる六本木、

向かいのFLOWER SHOPで最高にCOOLな花束を作ってもらって、
NY以来の友人のライブに向かう。

親族4人のコーラスグループ・サーカスの「Mr.SummerTime」をセントラルパークで聞いたとき、鳥肌が立つほど素敵だった。
その次男・央介さんとその妻、順子さんのユニット「J&O」ライブ。

受付では元気いっぱいのマネージャーたちに、そして楽屋ではリラックスした二人に迎えられた。

NYが、すごく昔に感じちゃう。
ほんとですね。
福島の5ヶ所でライブやってきたんですよ。
まだそのままなんですよね、ガレキが。
また行ってきます。出来ることをやりに。

ライブは大人の時間だった。
目をつぶると、映像が見えてくる。
沖縄の、フランスの、日本の、いろいろな国の景色が見えてくる。
そして、
何といっても素敵だったのが、二人の関係。
歌っている姿を、どちらかが きちんと見つめている。
見つめ合うのではなく、見守っている。そんな感じ。
きっと二人は一番のファンなんじゃないかと思うほどw
永遠の恋人? いいな。そんな感じ。

「何か一緒にやりたいですね、いつでもどこにでもいきますから、声かけてくださいね。」
別れ際、央介さんに言われた。
NYのご縁は深いな。

カタチにしよう。
06/24/2011

Prince of the French

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4月の海外イベント、フランス「XXart展」に参加したときやった、

古代文字のワークショップは連日、大人気でした。
大人気、というより、すごい人気で、
一日中、切れ目なく人が集まってきました。
みなさんには、太陽を意味する「日」の古代文字、
「丸に点」をかいていただきました。

日本は太陽の生まれるところという意味なんですよ。

フランス人は、こういう話が好きですね。
そこから、日本文学や精神文化へと、話はエンドレスに広がってしまいます。

ある日、小学校の子供たちのグループがアートの勉強にやってきました。
3才〜、7,8才の、可愛い天使達が20人!
アーティストと展示作品を鑑賞したあと、古代文字を書きに来ました。

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初めて見る書の道具にみんな目をキラキラさせて、

墨に指を突っ込んだり、筆で顔を撫でたり、大騒ぎ。
でも、文字の説明をきいたあと、日本の「日」を、立派に書いてくれました。
本当に楽しかったらしく、いつまでも帰ろうとしない子供たち。
なので後半は、おりがみ教室になっちゃった^^
そういう私も折り紙は何十年ぶりかしら!?
なんとか、奴さんを折りました。

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先日、その時の子供たちから、素敵なお手紙が届きました。

「あの日は本当に楽しかったです。
帰ってからみんなでアーティストの気持ちで作品を作りました。
そしてこれは、TENYOUのために 僕たちが作った王子様です。
学校に飾ってあります。会いに来てください。」

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もう、言葉にならない、最高のプレゼントです。
会いにいかなくちゃ!私の王子様に、そして、天使達に!

せっかくなので、先日の日本の子供たちとの交流を、ちょっと考え始めました。
つながる、つなげる、それが私の役割かな。

Cute elementary school students came to the ancient character workshop in  French,
after,they made a special gifts for me. Little Prince !
I hope to meet him and lovely students next spring.
06/23/2011

子供は天才アーティスト!

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父の日の日曜日に、小学生を対象にしたワークショップをやりました。

日本でやるのは初めて。主催は、港区立エコプラザ。

 

一回目のテーマは「森」にしました。

木、林、森、と、木が増えていくと3つは沢山という意味なんですよとか、

森に棲む動物の、羊さんを書きましょう!と古代文字を書いてみせたら、

 

じゃ、馬はどうかくの?

 

ゾウがかきたい!

 

鹿は? 豚は? ウサギさんは? 小鳥は?と、矢継ぎ早やの好奇心!

すごいすごい。  

 

古代文字が篆書を経て漢字になっていく過程をひとつづつ見せながら、

好きな動物を書いてもらいました。

眉間にしわを寄せて(笑)真剣に古代文字を書いている子、

すべての動物を半紙に書き込んでる子、


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それはそれは、すごい熱中ぶり!

 

子供たちはチョットのヒントで、瞬時に古代文字アーティストに変身していきました。

30分が限度、と言われていた子供たちが、1時間半、ズーーーーーと描き続け。

用意した半紙が無くなってしまいそうな勢いでした。

 

「お約束は、書の線だけ!塗るのじゃなくて、刻み込むのよ」

 

大人のワークショップと同じことを言っている自分にびっくり!

でも彼らはスポンジのように吸収し続けていました。

なかには天遊組の展覧会に出品したいくらいの作品も。

 

最後に、NYでのパフォーマンスのライブ映像をみんなに見てもらいました。

なんと、これまた釘付け!

ちょっと出来すぎじゃない? そんなワークショップでした。

子供たちから、いっぱい学び、ヒントをもらったワークショップ。

次回が楽しみ!どんな子達が集まるのかな。

みんなに感謝!