04/30/2011

打ち上げパーティー

4月26日は最終日一日前。

参加アーティストが集まるピクニックパーティーに誘われた。スペインの血が入った武田鉄矢似のジョンは、フランスでは売れっ子のアーティスト。ちょっときむづかしいけど、女好き。
山男のような大柄なヤスニックは、対照的にすごく繊細で、純粋なアーティスト。自分の作品の感想を聞きにきた。
鯉にやすらぎ感じるというポールはアッちゃんカッコイイのメガネの彼にクリソツで、多分、あっち系。すごく優しい。
鳥居を作ったドミニックは熱烈な本田美奈子ファンで、日本オタク。アトリエに招待された時はYouTubeで美奈子、中島みゆき、鬼塚ちひろの歌を熱唱してくれた。日本庭園をもっている。

色んなアーティスト達と交流した。
日本から来た ちっちゃいのにエネルギッシュなアーティストにみな興味と敬意を表してくれた。

あー、もっとフランス語をやってくればよかった!
第二外国語どうし、一生懸命英語で話し合った。
日本の精神、恋愛観、禅、神、アニメ・・・。
フランス人は討論するのが大好きなんだな。

彼らにも震災に対する日本へのメッセージを書いて欲しいなと呼びかけたら、ほぼ全員が書きに集まってくれた。
凄いアーティストばかりだから、絵あり、言葉あり、イラストあり、凄い作品ができちゃった。
みんなずっといて、他のアーティストが何を書くか見守っている。
竹の絵ので有名なアーティスト、カイトで有名なアーティスト、動物が得意なアーティスト、などなど。
繊細な彼は、描きたいけどかけない位悲しい、と私を抱きしめてくれた。

その時、美奈子ドミニックが歌い出した。
ルルルル ルルル、ルルルル ルルル~♫。

星に願いを、だった。壁のホールに、みんなの声がこだまし、天に向かっていくようだった。 
お別れにみんながハグしてくれた。涙が出そうだった。

世界は繋がっているんだな。 

今回の寄せ書き、どこかで発表したいと思っている。

04/29/2011

Work Shop for Children

4月26日

毎日が刺激的で発見で喜びで、そして疲れも溜まってきたかな。
でも今日は可愛い子供達がいっぱいくる日。朝から楽しみにしていた。古代文字の話、日本の文化の話、メッセージを書いてもらおうか、色々考えていた。

お、可愛い声が聞こえてきたぞ!と思ったら、どどっと子供たちが20人以上、部屋になだれ込んできた。みんな興味津々。ええ⁇ あああ、墨に指を突っ込んでる!?。
引率の先生が半分をお絵描きの方に連れ出した。残ったのは3才児じゃない?マダムから日本語を聞かせてあげて、といわれ話出したけれど、宇宙人を見てるようだなぁ〜。

マダムが通訳をしたあと、とりあえず一本線を引かせる。見本を見せると、あらら、みんな楽しそう!じゃ次は、ソレイル、太陽を書きましょう。丸に点。日本の日ですよ。元気にね~。おお、これもスゴイスゴイ。みんなの名前を漢字で書いてあげて終了。

「じゃ、折り紙をしましょう!天遊さん、よろしく!」忙しいマダムはそう言って出て行っちゃった。仕方ない・・・。「奴さんをおります!好きな色を選んでね。」日本語で通す。なんだか通じてる。最後に顔を書いてあげたら、すごく喜んで遊びだした。

次のクラスはちょっとお兄さんお姉さん。覚えたてのフランス語で古代文字を解説。予想以上に興味を持ってくれた。

線と丸チョンを書き、折り紙を要求され。みんな可愛いなぁ。お迎えが来るまで時間があったので、大きな紙を広げ真ん中に「priere pour Le japan」と書き、周りに古代文字の日を書いてもらう。大きな紙に皆興奮して、素敵なソレイユを書きだした。ちょっと感動!。その内、3才児たちも参加し、素敵なメッセージが出来上がった。

そして小さな天使たちは大切そうに書いた文字をもって、手を降りながら帰って行った。

言葉じゃないな、ハートだな。

 

01/24/2011

おっ!と思える瞬間

「去年は海外展だったけど、今年は来られるんでしょう?」昔の会の仲間や、クリエイティブな方たちから、メールやDM、電話で誘われた。

スペイン行ったのって、去年だった。。。?とおもえるほど、記憶はすでにセピア色。なんだか最近、過去になるのが早い。それだけ目前の現実が、刺激的なのだろうか。

色々な展覧会やライブに足を運んだ。

ほーほー。
なるほど。
がんばってるな。
ふーむ。

でも、電流が走って立ち尽くすものや、「おっ!」となったものは、まだない。
でも、それでいいんだと思う。
その作品に至るまでの、個人の気づき、そのために、書いたり、描いたり、歌ったり、踊ったりしているんだろう。

どう思われようと、かれらにとっては、関係ないことだったりする。
OK、OK。

でも、私は、

「おっ!」を見つけたい。

 

01/19/2011

なぜ、縦書きになったのだろう?

東アジアの漢字圏では、何故 縦書きの文字が生まれたのだろう。

西欧は はなし言葉に「神」が介在している。
なので、会話は、神を証人とした契約だという。
God bless you. Oh! my God.
確かに、日常会話に「神」はよく出てくる。

変わって、東アジアの漢字圏は、言葉を横に話す。
つまり、人間同士のおしゃべりであり、そこに「天」は宿らないから、「そんなこと言ったっけ?」と軽く受け流すことができる、らしい。
なので文章も横に書くと、フレンドリーな話し言葉になる。

しかし縦に書くとき、なぜか人は姿勢を正し、改まった文章になる。
古代文字は、甲骨に、天と地の軸にそって、神の言葉を縦に刻んだ。
そこから縦書きスタイルの漢字がつくられた。

改まった誓約書など縦に書くのは、そういうことなのだろう。
最近、こんな発見が、ちょっと楽しい。

01/02/2011

2011年へのメッセージ

2011年、豊かに生きよう。

感受性を楽しもう、違う自分を解き放とう。
いま、は一瞬で過去になる。
同時に、新らしい いま が、生まれる。

私達は いつも新らしいのだ。

新鮮な時間を、共に楽しもう!

古代文字アーティスト 天 遊