04/11/2011

「きづな 」と「きずな」

Kizuna

「絆」は、「きずな」と検索しないと出てこない。

現代仮名遣いでは、こうなっている。
では,文字を見てみよう。

古代文字では「半」は、牛の肉を半分にした切り肉の形。
牛の上に、刀で切る形の「ハ」が記されている。
牛は大きいので半肉にした事からできた文字だ。

「糸」には継げるという意味が込められている。
なので、半肉を綱でくくってつなげたのがこの文字の形だとすると旧式の仮名遣いの「きづな」の方が、イメージしやすいな。

書などの手書き文字では、糸に半と書くけれど、これも「ソ」よりも「ハ」の方が、肉が分けられるビジュアルが見えてくる。
色々調べて書き続けてみたら、あることに気づかされた。
「ハ」の半の方が、上に向かっていく矢印 ↑になってきた。
おお、すごいな。

この作品、使ってくれないかなぁ?
日本がおおきな絆でつながって、上を向いて歩き出した。

大手スーパーが被災地の野菜を入荷し始めたという。英断に応えたい。
身近で応援できることが見つかったことに、心から感謝!!

 

04/01/2011

がんばれ!!JAPAN 

Ganbare_japan

4月。

被災地にも、穏やかな日差しが射しているのだろうか、、
東京では、ちいさく、桜が開きだしました。

スタートの季節、思いは様々。
でも、前に進んでいけば、出会いもきっとあるはず。

桜を見上げ、空を見上げ、その先の宇宙を感じたら、
そのまま、すっと体の中に取り込もう。

NYから頼まれた、震災チャリティー用の文字が、完成しました。

「頑張れ!JAPAN」という墨文字ですが、こんなに苦しかったのは久しぶり。
書いても、描いても、震災に対する思いが届かないようで、自分を責めたり、励ましたり、もがいたりの2週間でした。

縦書きにこだわったり、古代文字にこだわったり、漢字にこだわったりと、変な葛藤の波がすぎさったあと、横も書き、仮名も書き、英語でもなんでも書こうと気づけた瞬間。
あのこだわりは、何だったんだろうなぁ~。

作品がはじめてデザインに使われて、不思議な感じがしています。
公表できる日がきたら、ぜひ、見てくださいね。